2011年09月14日

かぎ猫陶彩画「鍵猫」

かぎ猫陶彩画「鍵猫」

このブログの周りを飾り、6月の個展ではメインの片翼となった作品です。
かぎ猫陶彩画「鍵猫」
これまでネットに載せてこなかったのは、陶彩画にも画像にももうひと手間加えたいと思っていたからで、
今回盛岡個展に出品するにあたってその機会に恵まれました。
そんな前置きで発表といたしましょう。(画面に対してでかすぎたらマウスの左クリックで「画像を表示」でジャストサイズがでてきます。)


かぎ猫陶彩画「鍵猫」
「鍵猫」        440*275
陶彩画では金細工に純金を使用します。純度の高い金ならではの柔らかなぬくもりのある輝きと重厚な存在感は、陶彩画の世界観に欠かせないものとなっています。その金色を猫の陶彩画にも持ち込もうと思い、首輪に鈴でも…というところでもうひとひねり、かぎ猫の鍵になぞらえて金の鍵をつけました。
心の戸を、幸運の扉を開く鍵を、尾にも首にもあらわした猫です。

・・・という文章を、ポートフォリオには付けました。
以前書いた記事はこちら http://kagineko.sagafan.jp/e372406.html
背景の工程ごとの記事 http://kagineko.sagafan.jp/e351050.html
                http://kagineko.sagafan.jp/e354512.html
                http://kagineko.sagafan.jp/e365525.html
                http://kagineko.sagafan.jp/e369089.html

まあ、そんなこんなでかなり言葉は尽くした感のある作品ですが、
それでは、と終わってしまってはポートフォリオもご覧になり、ブログもずっとご愛読くださっている熱心なファンの方が万が一いらした場合申し訳ないのかも。
なので蛇足と知りつつもう少し何か書きましょうか・・・。

えーと、

えーと、

鍵、かぎ尾、首輪、下地・・・、いや、そうだ「黒猫」から風呂敷を広げましょうか。

黒猫といえば「前を横切られると縁起が悪い」とかがよく知られたジンクスかと思いますが、
実は不運とされるのと同じほど、幸運とされるジンクスもあります。

と言うか、良くも悪くももっとも多くジンクスを伝えられる猫なんじゃないかと思います。
黒い全身に、金や緑に光る目を見て、なにかしら非現実的な連想を言い伝える感覚が、洋の東西を問わず存在するというのは面白いことですね。

近代以前の日本では「夜でも目が見える」等の理由から、「福猫」として魔除けや幸運、商売繁盛の象徴とされ、黒い招き猫は魔除け厄除けの意味を持ち、黒猫=縁起良のイメージが主流だったともいわれます。まぁ、地域差とか色々一概には言えないと思いますが。

・・・ていうか、養蚕が盛んな地では、蚕をネズミから守るとして神様にまで祀られていて、それが今日の招き猫の由来ともなっていたり、そもそも仏典をネズミから守るために唐から輸入されたと言われていたり、ネズミという病を運び財を荒らす害獣から、人々の営みを守ってきたお猫様に不吉などと言うのはどこの恩知らずの口なのかと・・・!((゜皿゜))

だんだん猫バカがヒートアップして参りました、話を戻しましょう。

えーと、黒猫ね。そう、陶彩画や他の絵画についても、やはり  という色が持つ重厚さは他の色とは一線を画するものがあります。
私が黒猫をつくる時は、下地の色に負けず、しかもその色を映えさせるのは黒しかない!と確信をもってつくった事ばかりだったように思います。

いい機会だし、作品から黒猫だけ並べてみましょう

かぎ猫陶彩画「鍵猫」

・・・いや、信号機かよ。
そういうツッコミを入れざるを得ない黒猫3兄弟でつくっちゃってました。気が付いたら。
偶然だと思うんですが、無意識にネタを狙っていたんだろうか自分。やりかねないので自信がもてない・・・。

ほんとに蛇足な文になりましたが、まあブログなんてそんなものです。ご容赦ください。


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お気に入りの黒猫ジンクス
*黒猫の胸には白い毛が一本あるものだが、その毛を猫に引っ掻かれずに抜くことができたら、その白い毛は富と愛をもたらす 

そんなこと言われたら探したくなりますよね。(^^)

参考サイト
ウィキペディア黒猫http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%8C%AB
猫の迷信http://www.necozanmai.com/zatsugaku/superstition.html









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Posted by かぎ猫屋 at 20:08 | Comments(0) | 陶彩画
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