2011年08月29日
かぎ猫陶彩画「灰猫」

「灰猫」 182×142
こちらも今回銀座のボザール・ミューへ赴いた作品です。
ミューの展示から当ブログにお越し下さる方もおられるようで、ありがとうございます・・・!
この絵は、グレーの画面の中ぽつんと黄色い目や雲母の表情などもちゃんとキラキラしていて、初期の良作と思っているもののうちのひとつなんですが、
やはりこのぞーきんかモップのような姿と、ペルシャ特有の垂れ目で鼻が低い顔が、いわゆる可愛らしい猫や凛々しい猫に今一歩及ばないのか、まだご縁を頂いてはおりません。
しかし猫好きの集まるボザール・ミューではちょっとふてぶてしい感じの猫が人気らしいので、
この灰猫の姿にこそ愛着を持って下さる方がいるかもな、と期待しております。
以前、個展の告知を載せてもらった雑誌「猫生活」に、
愛猫家130人にアンケートプリティ猫VSブサかわ猫という企画がありまして、
結果はプリティ35%ブサかわ65%というブサかわにかなり有利な数字だったので期待は無根拠ではないのですが、さてさてどう出るのか・・・。

当時の記事http://kagineko.sagafan.jp/e353103.html
「灰猫」の灰には単に色だけを表すのではなく、何かを燃やした後に残り積もった灰、という意味もあります。
このくったりふんわりと柔らかく寝そべった姿もなんとなく灰っぽい印象で気に入っているタイトルですが、
作った当初はタイトルを「モップ猫」にしようか「灰猫」にしようかひとしきり悩んでいました。
さすがにモップはないよな・・・と今、ようやく冷静に判断できます。というかもっと恥ずかしいタイトル候補も色々ありました。
タイトルをつけるのが本ッ当に苦手で、ついうっかりやけに難しい漢字や、ひねった言いまわしや、またはウケ狙いに走りそうになります。
子供に変わった名前を付ける親御さんが話題になったりしますが、なんかその気持ちもわかる気が・・・。
出来たての作品にはまだまとまらない思い入れがありすぎて、なかなか冷静になるのが難しいです。
最近は最初になんとなくタイトルを決めてから制作に取り掛かるようにしています。
でも、もしうっかり恥ずかしいタイトルが作品についているのを見てしまったら、その時は・・・
なまあたたか~く見守ってやって下さい・・・(^^;)
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灰には結構いい意味もある。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%B0