スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新の無いブログに表示されています。
新しい記事を書くことで広告が消せます。
  

Posted by さがファンブログ事務局 at 

2014年10月31日

sense~音楽と絵の展覧会~

劇的?ビフォーアフター





グレーの釉薬が緑になったのが顕著な変化ですね。

10/27より佐賀市白山カフェブラッサンスで開催中のグループ展
sense~音楽と絵の展覧会~ に展示している新作の部分です。
カフェブラッサンスは水日祝日がお休みです、ご注意下さい。

タイトルは「ひめかみ」

この国を天津神が治める以前の神々、
原始的で混沌として、山や獣や樹や岩や“ひと”の
生命力そのものの具現であっただろう
その姿を再び現してみたいという思いで描きました。


会場ではそんなポエミーなキャプションをつけています。
この同級生三人で行うグループ展では、
三人三様てんでバラバラのジャンルで活動しているのだから、
テーマくらいは共有しよう、という事で毎年お題を決めて作品を持ち寄ります。

今年のお題は「原形」
なんだかどうとでもとれる抽象的な言葉ですが、

三者とも、長年積み上げて吸収してきた技術や技巧や知識に知らず知らずのうちに囚われてはいなかったか。
絵や音楽をはじめたばかりのころ、
ただただ楽しくて、つくりたくて、夢中で手をうごかしていた そういう事をもう一度大切に制作したり演奏してみたい。

というようなことをできるだけ短い言葉にしたら 原形 になったということです。


さて、それがなぜ「ひめかみ」という作品になるのかと、
説明し始めると長くなるんですよねぇ~(^_^;)
絵について、言葉を尽くすのも無粋な話ですし。


まぁ、なんとなく書くんで、
よっぽどお暇な方だけ読み流してください。

陶彩画で人物を描く、という手法を試みはじめたときから、
人物を描くのは面白いけど、
モデルについては実在の人の肖像では面白くないなーと思っていました。
大学でやってた油絵でも、人物のデッサンやクロッキーは大好きで積極的にコマをとっていたのに、
そういえば、いつも顔はテキトーか、背中側ばかり描いていました。
今にして思うと、モデルさんの顔をそのまま描くことはなるだけ避けていた気がします。

今心工房で菩薩や如来など、ヒトの形に託してヒト以上の存在を描こうとする、
という概念を理解して、
陶彩画で猫をつくって、ネコの形に託してネコ以上の何かを描こうとする、
という実践を積んで、
その後でようやく自分なりの顏の描き方、人物に託すイメージができてきたわけです。

この日本に生まれて育った自分にとって最も地続きな芸術、
原始的で、根源的で、生まれたての旺盛な生命力
瑞々しい感動、どろどろと湧く情動、
そんなプリミティブな力が湧くようなモチーフは、
縄文の自然発生的な神さまのイメージに落ち着きました。

人類史や神話や民俗学がなんとなく好きで、
大学で授業をとったり本を何冊か読んで知ったのですが、

日本神話の基礎構造、天照大御神が頂きに立ち、ゆるやかに総べる神々と人々のヒエラルキーの世界観は、
大陸由来のもので、青銅と稲作と星を読む文化をもつ弥生民族の世界。

実は日本にはその以前にも狩猟採集と石と土器の文化、長い長い縄文の時代があって、
そこには大系的に編纂される前の、土着で奔放な神々の姿があったようです。

ジブリのもののけ姫に出てくるシシ神のような、
善も悪もない、自然への畏怖がそのまま形をとった神々。

ここまで書くと、

この国を天津神が治める以前の神々、
原始的で混沌として、山や獣や樹や岩や“ひと”の
生命力そのものの具現であっただろう
その姿を再び現してみたい

という冒頭のアレも多少意味が通じてくるでしょうか。

狩猟採集民日本人の神といえば山の神、
山の神といえば女性。それで縄文人の特徴は
あごがしっかりしてて
二重まぶたで
掘りがふかくて
毛深くて
歯がちいさめで
耳垢しっとり
etcetc・・・

そして漆か琥珀の耳輪に翡翠の勾玉、貝の腕輪に骨のかんざし。
縄文女性の姿に託して、この豊かな山脈の国にかつて人々が見ていたものを描きだしてみたい。



そんなこんなな思いはまずこの 姫神 ひめかみ という作品になりました。

まだ描き足りない部分は後日の楽しみとして、
現在佐賀市白山で展示中です。


音楽と絵の展覧会~sense~

小城出身の三人のアーティスト
矢山昭子 市丸未来 宮原千春 のグループ展

HP http://sense3.jimdo.com

期間 2014.10/27(月)~11/8(土) 11:30~19:00 

※水・日・祝はお休みです。

会場 カフェブラッサンス 
   〒840-0824 佐賀県佐賀市呉服元町2-24 tel 0952-97-9378

宮原千春 ピアノコンサート
11.8(土)14:00~ ワンドリンク付き ¥1000

カフェブラッサンスについての佐賀新聞の記事
http://www1.saga-s.co.jp/news/saga.0.2312515.article.html





ブログランキング・にほんブログ村へ


バナーをクリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
広報をご支援くださる方はぽちっとよろしくお願いします。
ご支援くださった方、ありがとうございました。m(__)m


陶彩画作家矢山昭子公式ホームページ かぎ猫画廊 yayama akiko kagineko.com かぎねこ カギネコ 鍵猫 カギ猫 かぎネコ 青い猫 青猫 陶猫 陶器 陶板 陶板画 陶額 上絵 釉薬 ポーセリンアート 絵付 焼き物 猫伊万里 猫有田焼 猫ギャラリー ハットキャット hatcat 猫作家 猫絵 幸運猫 陶画 陶絵 猫絵 猫アート 猫水彩 しっぽ 猫画家 猫作家 猫絵 かぎしっぽ かぎ尾 今心工房 猫帽子 七宝焼き ガラス ステンドグラス  有田400年 佐賀 





  


Posted by かぎ猫屋 at 15:41 | Comments(0) | 制作過程

2014年10月22日

ラジオ I♡OGI にお呼ばれしました。

三人展sense~音楽と絵の展覧会~が近づいてまいりまして、
エフエム佐賀のお昼の番組 I ♥ OGI(アイ ラブ オギ)でご紹介いただけることになりました。



I ♥ OGIスタッフブログ http://www.fmsaga.co.jp/blog/201410/22144733.php

10/21に収録に行ってきて、オンエアは10/23(木)12:00~12:55
小城んアーティストのコーナーで十分ほどご紹介頂きます。
録音に成功したら追記するかも・・・です。


去年一昨年もお世話になった番組でした。
http://kagineko.sagafan.jp/e647460.htm
SKUNK SHOT BOOSTERのボーカルでパーソナリティー、
徳丸さんのイケボ(イケてるボイス)は健在でしたー。




senseにむけて制作している作品の一部。
これは窯に入れる前の状態で、あれ・・・なんかいい感じかも(・∀・*)
と思っていたのですが、今日窯から出したら (゜゜;)あれっ?
ってなって どうしよう(゚Д`;≡;´Д゚)どうしよう

どうなるのかは2014.10.27(月)~11.8(土) カフェ・ブラッサンスにて
お確かめください。







第4回 音楽と絵の展覧会~sense~

HP http://sense3.jimdo.com/

会期 2014.10.27(月)~11.8(土)
コンサート 11.8(土)14:00~ ワンドリンク付き ¥1000

バロックからロマン派まで、時代背景の異なる作品を選曲。
「エオリアンハープ」ショパン「大洋」ショパン「月光」ベートーヴェン
絶対音楽、自然の雄大さ…ピアノの音色でいかに表現できるかに挑戦する

会場 カフェ・ブラッサンス 営業時間 11:30~19:00 ※水日祝休
〒840-0824 佐賀県佐賀市呉服元町2-24 tel 0952-97-9378 
コンサートのチケットは会場でお求めいただけます。
ご予約はメールでsense2012_6@yahoo.co.jp











ブログランキング・にほんブログ村へ


バナーをクリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
広報をご支援くださる方はぽちっとよろしくお願いします。
ご支援くださった方、ありがとうございました。m(__)m

陶彩画作家矢山昭子公式ホームページ かぎ猫画廊 yayama akiko kagineko.com かぎねこ カギネコ 鍵猫 カギ猫 かぎネコ 青い猫 青猫 陶猫 陶器 陶板 陶板画 陶額 上絵 釉薬 ポーセリンアート 絵付 焼き物 猫伊万里 猫有田焼 猫ギャラリー ハットキャット hatcat 猫作家 猫絵 幸運猫 陶画 陶絵 猫絵 猫アート 猫水彩 しっぽ 猫画家 猫作家 猫絵 かぎしっぽ かぎ尾 今心工房 猫帽子 七宝焼き ガラス ステンドグラス  有田400年 佐賀 
  


Posted by かぎ猫屋 at 21:33 | Comments(0) | 制作過程 | メディア

2014年07月31日

福岡個展まで後5日!

福岡個展まであと5日!



2014.8/5(火)~8/10(日)
〒810-0001
福岡市中央区天神2-8-237
新天町南通り 村岡屋新町店3F



ギリギリ進行に定評のある私といえど、
さすがにそろそろ作品も揃って参りました。

途中経過を撮っておいたものがあるのでご紹介。

毛並みを描く途中。


こうなって


本日なんとか完成しました。




研究中の特殊な偏光素材、これまでの作品をふまえて、またいくつか新しい手法を試みました。

以前の作品


氷猫 http://kagineko.sagafan.jp/e462534.html



モルフォアイズ  http://kagineko.sagafan.jp/e618308.html

そして今回




いかがでしょう?だいぶそれらしく見えてくるようになった気がします。

この偏光素材はなんというか個性が強すぎて、目立ちすぎたり、合わせる色が難しかったりしていたのですが、
だんだん目立ち具合をコントロールしたり、素材に沿った表情のつけ方ができるようになってきた気がします。
具体的にはリューターという工具やサンドペーパーでガリガリ削ったり、
指を押しつけて縁の絵の具に指紋の跡をつけてみたり、
かなり荒っぽいようなこともしてみましたwwwいやー自由だったー(^o^)



皆様に実物をお目にかけるのを楽しみにしております。

夏の盛りの個展です、どなた様も暑さにはどうぞお気をつけておいでくださいませ。









ブログランキング・にほんブログ村へ


バナーをクリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
広報をご支援くださる方はぽちっとよろしくお願いします。
ご支援くださった方、ありがとうございました。m(__)m



  


Posted by かぎ猫屋 at 00:46 | Comments(0) | 制作過程

2012年05月11日

かぎ猫工程

急にポートフォリオをつくる予定が入ったので、
画像を調整したり資料をまとめ直したりしました。
新作も紹介したいし、しばらくネタには困らない気がしますよ!(`・ω・´)キリッ

ホームページもちょいちょい更新しています。
こないだまで画像だけだった工程に文章をつけて
結構わかりやすくなったんじゃないかな、なってるといいな。

こんな感じなんですけど →  かぎ猫画廊へ kagineko.com


かぎ猫陶彩画 工程

1、厚さ4mmほどの陶板一面に色をつけます。作品にできるほど豊かな色彩と表情が現れる陶板は、決して多くありません。     
2、細く長い筆に、伸びの良くない油性の絵の具をつけて猫のアウトラインを引きます。
3、筆で絵の具を盛りながら絵付けします。猫の立体感にあわせてのせる絵の具の量を加減します。



4、窯で一晩かけて焼成、白かった絵の具はつやのある透明になり、しっかり焼きついています。
5、猫の毛並みを一筆々々絵付けします。これも猫の立体にあわせて強弱をつけ、そしてまた窯へ。
6、ひげなど5回目ではできなかった部分や、目に絵の具をのせて、また窯へ。



7、目の複雑な色合いは大切な部分なので、納得がいくまで絵付けと焼成を繰り返します。この絵では4回になりました。
8、猫の体にはきらきら光る雲母を使います。溶けて変質しやすい絵の具なので、ここは一発勝負です。
9、仕上げの絵付けをして完成。炎に鍛えられた、永遠に色褪せることのない絵画の誕生です。



やっぱ、ひと目でわかるようにしないと、こんな風にずらずらリンク貼ったって

工程1,2 http://kagineko.sagafan.jp/e467932.html
工程3  http://kagineko.sagafan.jp/e469630.html
工程4 http://kagineko.sagafan.jp/e480183.html
工程5 http://kagineko.sagafan.jp/e484438.html
工程6 http://kagineko.sagafan.jp/e489519.html
工程7 http://kagineko.sagafan.jp/e493414.html

めんどくて全部は見ないですよねー。(^^;)


ちなみに以前の工程紹介はこんなんでした。



これも悪くはないけど、なんだか進歩した気がするんだぜ!


※ ブログ背景の制作工程が途中で
   止まっている方はキーボードの
      F5キー
   もしくはマウスの右クリックしてメニューの 
     更新  を選択すると、
   最新の画像に差し替わります。







御一読ありがとうございました、当ブログはブログランキングに参加しております。

ぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
ぽちっと→


クリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
陶彩画、ひいてはかぎ猫作品の広報にご支援をいただきありがとうございました!



  


Posted by かぎ猫屋 at 22:11 | Comments(0) | 制作過程

2012年04月10日

制作工程7と個展まで後7日。

さぁ・・・、かぎ猫展まで の こ り 7 日 と な り ま し た。


遅くなりましたが、ブログのカウントダウン更新でも始めましょうか。

今日から毎日更新。う、うーん・・・。出来るかな・・・、がんばりまっす。

カウント7ついでに、制作工程も完成までご紹介しちゃいましょう。

背景の方も完成まで載せておいたので、F5キーなどで画像を更新していただければご覧になれます。



からだ全体にきらきら光る雲母の絵の具を吹き付けて焼成。


ここから


こう。

一気に猫らしく完成風味になります。
で、まあ後は目やひげや細かな毛並なんかををもう一度微調整しつつ描いて・・・



完成! そしてもうすぐですよ、かぎ猫展!




P・S 私事ですが告知を。

今週土曜まで銀座のギャラリーフォレストで知人が個展をいたしております。
お近くの方は是非是非お立ち寄りください。

今津奈鶴子 展
http://pandanokurome.blog102.fc2.com/blog-category-2.html
リンク先で作品がご覧いただけます。

くろぐろと濡れた土から、しっとり湿った色の苔から、雨上がりのあの匂いがしてきそうな絵です。

地面にはりついて無心に昆虫たちのすることを見ていた、そんな幼い頃があったなぁ、としみじみ思いだしたい方はこちらまで、


〒104-0061   東京都 中央区 銀座1-9-8奥野ビル507 ギャラリーフォレスト

大きな地図で見る


こちらのギャラリーも銀座の華やかな表通りとは一変。
蔦の這うレンガ、中はむき出しのコンクリに旧式のエレベーターと、童心にかえって隅々まで探検したくなるようなビルの一室です。





ここまでの工程

工程1,2 http://kagineko.sagafan.jp/e467932.html
工程3  http://kagineko.sagafan.jp/e469630.html
工程4 http://kagineko.sagafan.jp/e480183.html
工程5 http://kagineko.sagafan.jp/e484438.html
工程6 http://kagineko.sagafan.jp/e489519.html


御一読ありがとうございました、当ブログはブログランキングに参加しております。

ぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
ぽちっと→


クリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
陶彩画、ひいてはかぎ猫作品の広報にご支援をいただきありがとうございました!

4/17~かぎ猫展へのリンク  


Posted by かぎ猫屋 at 21:06 | Comments(0) | 制作過程

2012年03月28日

制作工程6

いよいよ次は目の絵付けです。


目に絵の具をのせて、


ついでにヒゲなども描き加えます。

そして焼成するのですが・・・

一度にのせられる絵の具は一色だけだし、普通に盛っただけだと単調になるので、リュ―ターという道具で焼き上がった絵の具を削って違う色をのせたりと、
目のためだけに何度か絵付けと焼成を繰り返します。

今回は3回?4回だったっけ?くらい焼いて、なんとか納得いく表情になりました。




こんな感じに!


この工法は最近やっと定番ぽくなってきました。
以前は濃淡をつけて絵の具を重ねていくだけでなんとか目にしようと四苦八苦していました。

油絵でも水彩でも大抵の画材では、特に力を入れて描き込むところというのはちょっと足したりちょっと引いたりの駆け引きの跡が味になるとおもうのですが、
絵付けごとに絵の具が焼きついてしまう陶彩画ではそういう融通が効きません。(T_T)

それでも重ね過ぎた絵の具を泣く泣く工具で削っていたときにできた跡を、
虹彩の複雑な色彩の変化に見立てていく方法がだんだんわかってきたような、まだまだなような。

さあ、もう3月も終わるし、個展まであと半月!


まじ \(^o^)/ すか 

やば \(^q^)/ おwww


ランナーズハイでラストスパートのデスマーチよっしゃーがんばりますよー




御一読ありがとうございました、当ブログはブログランキングに参加しております。

ぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
ぽちっと→

クリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
陶彩画、ひいてはかぎ猫作品の広報にご支援をいただきありがとうございました!


以前の記事

工程1,2 http://kagineko.sagafan.jp/e467932.html
工程3  http://kagineko.sagafan.jp/e469630.html
工程4 http://kagineko.sagafan.jp/e480183.html
工程5 http://kagineko.sagafan.jp/e484438.html

4/17~かぎ猫展へのリンク

  


Posted by かぎ猫屋 at 22:02 | Comments(0) | 制作過程

2012年03月14日

制作過程5

前回の記事:制作工程4 http://kagineko.sagafan.jp/e480183.html

さて、絵付けを重ね焼成を繰り返すのが陶彩画。どんどんいきましょう。


この状態から、


こう絵付けを重ねました。



白い絵の具で毛並、黒で目や鼻のアウトラインを描きました。

そしてまた窯へ・・・。


下地の色が淡いし猫が小さいので少々わかりにくいかと思い、
濃い下地に顔アップの構図に同じ絵付けをしたものをご用意しております。



こういう絵付けをしているわけですね。(この画像だけだと怖いけど、後からちゃんとかわいくなります)

で、ここでも猫の立体やピントを考慮して、白線の密度や濃さを変えています。

鼻の頭が一番びっしり描き込んである所で、
それから前に出ている額や口元、頬の順に濃く細かく描いて、目の下や顔の奥になる方は薄くまばらにしていきます。

上の絵だと前足をびっしりしっかり、後ろの胴や足をうっすらふんわり、というふうにしています。

これが油絵科卒の写実描写好きにはたまらなく燃える作業なんですね・・・!スッゲー楽しーですよー!

絵付けの途中で時間を置くとクセが変わってしまうので、集中して一気に描きあげます。
終わると若干クラクラすることもwww集中しすぎですwww

しかしこの絵付け、これだけ描き込んでも焼成すると下の絵付けに馴染んで沈んで見えにくくなるし、この後上には雲母の絵の具を乗せるしで、
最終的には ぱっと見にはわからない微かなテクスチャーと微かな濃淡、くらいになってしまうんですね・・・。
いや、うん、でもリアルさのためには必要な一手間だと信じてがんばってます。




御一読ありがとうございました、当ブログはブログランキングに参加しております。

ぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
ぽちっと→

クリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
陶彩画、ひいてはかぎ猫作品の広報にご支援をいただきありがとうございました!



以前の記事

工程1,2 http://kagineko.sagafan.jp/e467932.html
工程3  http://kagineko.sagafan.jp/e469630.html
工程4 http://kagineko.sagafan.jp/e480183.html



  


Posted by かぎ猫屋 at 19:42 | Comments(0) | 制作過程

2012年03月01日

制作工程4

制作工程3 http://kagineko.sagafan.jp/e469630.html の記事で紹介した陶板を焼成しました。



この陶板を窯で一晩焼成したものが

こう・・・


・・・・ききき、消えた!? (`・ω・´;)

なんつってこれ実は焼くと透明になる釉薬での絵付けなのです。

ライティングを変えると・・・、透明ですが、盛りあがっているのがおわかりいただけるでしょうか。


顔 

この絵の具はガラスのような、でもガラスよりもとろりとした感じの艶があってきれいです。

この状態の陶板が好きで、いつもここまででやめときたいなー、とか考えてしまいます。

次はライトにトレーシングペーパーをかけて撮りました。


頬や鼻、額などは盛る釉薬の量を増やして、そういう盛り方の具合で猫の骨格や立体、遠近感も表現しています。レリーフみたいですね。

そしてまたこの上に絵付けをほどこしていきます。



御一読ありがとうございました、当ブログはブログランキングに参加しております。

ぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
ぽちっと→

クリックするとそれが投票になって順位に反映されます。
陶彩画、ひいてはかぎ猫作品の広報にご支援をいただきありがとうございました!








  


Posted by かぎ猫屋 at 19:02 | Comments(0) | 制作過程

2012年01月30日

制作工程3



背景の制作工程に画像を足しました。③盛り絵付け です。

実はちょいちょいはみ出してたりとか、隅々まで絵の具が盛れてなかったりもします。
・・・が、それよりもこの段階では猫らしい立体感がつくように盛っていることのほうが重要なんですよと!

鼻筋やおでこ、頬にたっぷり。それ以外は控えめに・・・というふうに立体や遠近感を考慮して盛ってるんですよと!
(だから細かいことは気にしないよ!)(゜д゜)(ドヤァ)


前回の動画がうまく撮れてたらその辺が分かって面白かったと思うんですが、残念な結果でした。orz 残念です。

録画機材の早期登場が望まれます。
あああでもいっぱいあり過ぎてどれ選んだらいいのかわかんないんだよ!どうしよう!
もう親切で詳しい店員さんがいる電気屋さんはどこー





一対っぽい絵になる予定なのでもう一枚も同時に進めております。  


Posted by かぎ猫屋 at 20:17 | Comments(0) | 制作過程

2012年01月25日

陶彩画制作工程1、2



さて、4月のかぎ猫個展までのお楽しみとして、またブログの端っこに制作工程を貼っていくつもりです。
今までのものより見易くなるよう工夫するつもりですが、相変わらずの独学手さぐりなので、なんか間違った方向に努力しちゃってると思った方はどうぞツッコんでやってくださいませ。

元の陶彩画はご覧のとおり対の陶板に、ソマリの子猫を対のポーズでつくるつもりです。

そんなわけで「鍵猫」http://kagineko.sagafan.jp/e417280.htmlの背景とは今日でお別れなので、記念に今日の記事に貼っておきます。
フォトショップをほとんど初めて触るところから、色々手探りでつくったので出来はイマイチかもしれない画像ですが、
苦労したぶん、お別れとなるとさみしいような。

画像がなっがいので、今日の文章はここまでにしときます。

佐賀でも雪が降って今冬一番の冷え込みとのこと、皆様ご自愛くださいませね。

(お使いのブラウザによっては新しい背景が表示されない場合があるようです。)
(どうもいつも使うブラウザは画像を記憶しちゃっているようです。)
(マウスの右クリックで出るメニューから「再読み込み」を実行すると新しくなりました!)
(とりあえず記事の最後に今日からの背景の画像も貼っときます。)




(長すぎるのでサムネイルに変更。クリックで大きく見られます。)

今日からの背景も貼っておきます。次回の更新は・・・・いつになるかな。(^_^;)
がんばります。

  


Posted by かぎ猫屋 at 21:52 | Comments(0) | 制作過程

2011年11月25日

やっちまったorz

今日はちょっぴりショッキングなお知らせ。



制作中の陶彩画を、一枚ダメにしてしまいました。orz

以前(6月の個展前の惨事http://kagineko.sagafan.jp/e361012.htmlと同じ失敗です。不覚・・・。


拡大図

レリーフの様な立体感をつけるために絵の具を盛りつけるのですが、その量が多すぎたか面積が広すぎたか、あるいはその両方なのか、窯の中で絵の具が収縮する際、陶板が耐えられずに剥離。


なんてこったい\(^o^)/





しかしなんという不幸中の幸いか、この陶板は横長に下地をつくってそれを二等分したものだったので、
色もサイズもほぼ同じ双子のような下地があったのでした。
そんな風に同じものがあるなんてことは滅多にないんですが・・・、

色々準備も整えちゃったし、あるんだったら諦めるわけにはいきませんね。(T∀T)わざわざスペアがある絵を割るとかどんな思し召しなんですか神様ww


やけくその記念撮影。

今は両方真っ白ですが、シャム猫っぽくする予定です。

さて、問題はこれが福岡個展に間に合うのかどうかですが・・・、

そこは小粋な計らいをしてくれる神様頼みですネ☆(>∀σ)b やるだけやってみるさぁー。


ぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
ぽちっと→

クリックが投票になって順位に反映されます。ありがとうございました!
  


Posted by かぎ猫屋 at 20:37 | Comments(0) | 制作過程

2011年05月14日

背景を追加しました。

制作工程⑥を追加しました。

←まずはスクロールして絵をご覧ください。


派手にヒビが入っているように見えますが、大丈夫。これは貫入(かんにゅう)です。

貫入 (かんにゅう) / 陶磁器用語;釉と素地の収縮率の差により、焼成後の冷却時に生じた釉のヒビのことでキズではありません。

・・・まあ、これがひどくなると以前のような剥離にもなってくるし、器に使うならアウトなレベルな気もしますが(焼き物については素人同然なのでよくわかりません)

いいんですよ、絵ですから。鑑賞用ですから。陶彩画ですから。
いいんですよ。上から色を付けたらほとんどわからなくなるし。

じゃあなんのための絵付だったかというと




わかりますでしょうか、レリーフやカメオのように盛り上がって立体がついています。
そのための絵付けだったわけですね。

この、わざわざ絵の具を盛り上げて形をつくる技法は本家陶彩画では蓮の台座や「開く」からの花シリーズに使われています。http://www.manai.co.jp/tousaiga/03_hiraku_00.html
が、猫のようにちょっと複雑な形に・・・ということはないので、かぎ猫作品ならではの見どころと言えるかなーと思います。

しかし撮りようによっては全然目立たないですね、貫入。
実際見る時も角度によって見えたり、気にならなかったりします。
つるんとしたガラス質がとてもきれいで色をつけるのがもったいなく思えたり、

これは陶彩画に限ったことではないですが、
制作途中の絵には途中の絵なりの魅力があるなーとしばしば思います。



・・・ ・・・  あ いや。


完成、 させますよ?


魅力があったら途中でも許されるんじゃないか とか そんな まさか ねえ?
ハハハ。ハッハhッハhhg


まあ、ぶっちゃけ学生のころはよくやりましたけど、私ももう大人ですし、今度は売り物ですし。そりゃもうちゃんとしないとですよ。

はい。そんなわけですね。



あっ、前回の肉球陶彩画の続きを待ってた方すみません。今度見本があがってくる予定なのでそれから更新しようかと思います。予告画像でご勘弁を・・・

チョコサイズ肉球。かあいいよ。こうご期待



ブログランキングに参加しています。おかげさまで訪問数はずっと右肩あがりです。
今日もぽちっと→ブログランキング・にほんブログ村へ
もひとつぽちっと→

クリックが投票になって順位に反映されます。ありがとうございました!



 
  


Posted by かぎ猫屋 at 19:24 | Comments(1) | 制作過程

2011年05月02日

割 れ た

個展のメインに据えようと思ってがんばっていた陶彩画、
すばらしくきれいな下地に首には鍵をつけて、オッドアイの白い長毛でここの背景の黒猫と対っぽくなるように視線を配置して


細密描写は得意じゃないけど丸一日かけて顔のあたりとかがんばって描いた陶彩画


今日、窯からだしたら、真っ二つとかじゃないけど
 ざ っ く り ば っ く り 割れて下地から剥離していたよ


うん、これはちょっと再起不能です。\(^o^)/オワタw

すばらしくきれいだった下地に問題があった模様。反省。

・・・・っていうか、個展どうしよう・・・。
陶彩画ならではのトラブルと緊迫した展開をお届けできたのはよかったのかもしれませんが、ピンチです。どどどどーしよー。どーするのー。



  


Posted by かぎ猫屋 at 19:15 | Comments(0) | 制作過程

2011年04月22日

背景5を追加しました。

陶彩画制作工程⑤絵付け一回目を背景に追加しました。

・・・ちょっとこわいかも・・・。  

まあ、途中だから仕方ないんです。だんだんかわいくなってきますから(^^;)

週末ですね。皆さん一週間お疲れさまでした。
今日はもうひとつ記事をあげようと思っていますので、また後ほどお越しくださいませ。
  


Posted by かぎ猫屋 at 18:17 | Comments(0) | 制作過程

2011年04月15日

背景4枚目を追加しました。

背景画像に制作工程④ 絵付けのための線描きを追加しました。



写真の撮り方がイマイチで、加工はしたんですが本物より色が沈んでいるかも。
光が足りなかったのか、白っぽい部分が緑がかってしまってそれをとろうと試行錯誤してはみたんですが・・・。

なにしろ写真もフォトショップもシロウト同然の手探りではじめておりまして(^^;)
ただ道具はすべて工房のプロ仕様のものが揃っているというこの持ち腐れ感をどうしてくれようか・・・。
 
(´・ω・)<精進あるのみです。

(´;ω;)<ですよね!

実のところ背景③も本物に本当に忠実な色かっていうとそうでもないし、これも5月末の個展に向けてコツをつかんで実際の陶彩画に近くなっていく仕様・・・ということにしていけばいい・・・かな。いいよね・・・うん。

ブログランキングなるものに参加してみました。
応援してくださる方は下のバナーをクリックしていただくとランキングサイトに清き一票がはいる仕組みのようです。
ぽちっとな➞人気ブログランキングへ
ぽちっとな➞にほんブログ村 猫ブログへ

ぽちっとなしてくれた方、ありがとうございます!

  


Posted by かぎ猫屋 at 19:50 | Comments(0) | 制作過程

2011年04月07日

背景③を追加しました!

ようやく背景の絵を追加できました!

制作工程③ 色をつけて焼成した陶板です。好みの色がでましたが・・・まるでプリンですね。



私は陶彩画はこの「下地」がもっとも重要な工程だと思っています。
しかしこれがなかなかイメージ通りにいくものではなくて、 「あんまりきれいでねこを描くのがもったいない」ということもあれば、「一味足りないところにぴったりのねこを描けた」ということもあります。しかし一方お蔵入りしてしまう陶板も数知れず・・・。
この悩ましさが描き手にとっての陶彩画の魅力です。(ああでももうちょっと下地の成功率をあげないともったいなくて・・・)

そしてこの背景更新のアイデアなんですが、皆さまに楽しんでいたくために毎週ごとにサクサク更新していくのが目標でした。目標だったんです。
し か し
実は絵付けに新たな課題が発生しまして・・・ 色々実験中となっております・・・。(`ω´;)どうなる更新。

このあたふたしてきた更新具合の顚末も5月末からの個展まで、ライブでお届けということで臨場感をお楽しみいただけたら・・というかあたたかい目で見守っていただけたらとおもいます・・・。

次回更新はいよいよ絵付け一回目です。今日窯に入れたテストピースが成功していたら来週にはアップできる・・・はず・・・。  


Posted by かぎ猫屋 at 20:09 | Comments(0) | 制作過程