2013年07月05日
Morpho eyes (モルフォアイズ)

Morpho eyes (モルフォアイズ)
久々に陶彩画のことでも。
モルフォアイ、と言っても勝手に考えた造語なので何のことかさっぱりですよね。順を追って説明しましょう。
まずはこの絵の目をご覧いただいて、
なにか色や質感が今までと違うかな?
と思われた方はきっと陶彩画やこのブログをさぞご贔屓にしてくださっている方かと存じます ありがたやー(T△T)ありがとうぞんじますー
別角度からアップで。

そう、なんだか光って色も若干変わっていますね。
以前ご紹介した
氷猫 http://kagineko.sagafan.jp/e462534.html

以前ご紹介したときはこの色と質感を玉虫色と表現したのですが、
こういった角度によって様々に変化する色のことを 構造色 と言うそうです。
構造色 ウィキペディアの記事
色素ではなく表面の微細な構造が光を反射して生まれる色・・・などと小難しく考えても楽しい原理ですが、
実はとても身近に目にしている現象です。
人工では偏光サングラスやCD、シャボン玉、
自然界では孔雀などの鳥や昆虫、貝、オパールなどの宝石、
それから良く見ると猫の目も、
とりわけ構造色を語る上で最も代表的なのはモルフォーと呼ばれる大きな青い蝶です。

奇跡の蝶と呼ばれ、多くの人々を魅了するモルフォー
まだまだ研究の余地のあるこの目の表現ですが、この蝶にあやかったタイトルにしてみました。
さて、実はこちらの作品、先日の個展にてすでにお輿入れさせていただきました。
説明を見て実物を見たくなってしまった方ごめんなさい(^_^;)
またこの作品の経験を活かした次の作品をつくっていきますので、よろしくお願いいたします。
構造色は角度によって変化する色なので、実物のまわりをぐるぐるまわったり、絵を動かしたりしながら見るととても面白いです。
本物以上に本物の迫力の猫の目をいつか皆様のご覧に入れられますように。
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