2012年06月13日

かぎ猫陶彩画「pride」

かぎ猫陶彩画「pride」
グレーの毛並みに、エメラルドグリーンの丸い瞳。
ロシアンブルーはエキゾチックで美しい猫です。

昔はブルーという名前から、本当に青い毛並みの猫がいるのかと思っていました。


かぎ猫陶彩画「pride」

気品や、誇り高さ、野生・・・ 洋ネコの凛々しい佇まいを、とそんな感じでつくりました。

と、画像発表しといてなんですが、
この作品に関しては後日またネタにするとして、ちょっと今回はロシアンブルーについて書いていいですか。

ブルーと言っても実際は、犬や猫では灰色の毛並みのことです。

海や空や、ドラえもん(一応猫)のように真っ青とはいかなくても、
なんとなく水色な白っぽい猫とか、黒っぽい青っぽいような猫とかがいると思っていたのはいつごろまでだったか・・・。

図鑑でロシアンブルーの姿を見ても、きっと写真だからよくわからないだけで本物はもっと青いはずだと思ってました、
ひょっとしたらカラスのように角度によって青く光るとか(っていうのは今考えましたけど)

なんだって灰色の猫をブルーと呼ぶのか。
灰色の猫も美しいけれど、
青い猫を期待してしまった子供の純心をどうしてくれるのかと。

そもそもこの 青 という、これがなかなかクセモノな言葉のようです。

色は緑なのに青信号とか、青竹とか、なんでだろう
と誰もが一度は疑問に思ったことがありますよね。

ちょっと調べてみたところ

 というのは
いわゆるの色だけではなく
などひろく寒色を示す言葉であり、
しかもそれは日本語に限らず、多くの言語で同様の事例があるようです。

日本語、やまとことばで「色」を表す言葉を辿ってひもといていくと、
それは実はたったの4つしかないそうで、

しろ くろ あか あお

しろ は空が白むと言うときのような明るさ、明度の高いさま
くろ は日の暮れた暗さ、明度のごく低いさま

あか はあざやかであきらかな、彩度の高いさま
あお はぼんやりあわい、彩度、明度の低いさま

をそれぞれ示していたとか。

あまりにおおざっぱで、昔の人はそんだけで足りたのかよ! と
色に溢れた生活をする現代ではそう思いますが、
そういえば今でもその4色を示す言葉って他の色達と扱いが違います。


白い 黒い 赤い 青い とは言いますが、
藍い とか 紫い とか 灰い とは言いません。(ピンクい、はなぜか言う気もする。) 


藍や紫は色のことも示しますが、それ以前に植物の名前で、灰も灰色という以前になにかが燃えた後残るもののことです。


なので
藍の色、 灰の色
藍色 紫色 灰色 と言うのは自然ですが、

白の色 黒の色 
白色 黒色 赤色 青色 と言うと、ちょっと言葉としてくどいような気がします。


・・・・・・
そんなわけで、本来の あお は実にひろ~く獏とした色を示す言葉で、
英語のブルーという言葉にもほぼ同様の遍歴がある、と。
やっぱりロシアンブルーは灰色の猫、で納得せざるをえないようです。

青い毛の猫、いないのかぁ・・・。 (´・ω・`)
じゃあ、いつかつくろうかにゃ☆ (゜ω゜*) 


ちなみに 青 猫 でググると 普通は萩原朔太郎の詩やそのオマージュな店名やサイトが表示されますが、
画像検索すると、当ブログトップ画像のかぎ猫代表作さんも結構上位にでてくることが判明wwwヒャッハ―!


かぎ猫陶彩画「pride」
青猫 0号 http://kagineko.com/


まあ、そんな単語めったに検索されないとは思いますがね!

青猫というか、背景が青い猫ではありますが、そこは陶彩画。
本物をよく見ると猫の黒にも濃い部分と薄い部分があり、下地の青が微妙に透けて、透明感や一体感の表現になっています。


その後もなかなか超えられない存在感、ビギナーズラックに恵まれた作品でした。





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Posted by かぎ猫屋 at 21:02 | Comments(3) | 陶彩画
この記事へのコメント
はじめまして、フェースブックで矢山さんを知りブログを拝見しました(^ー^)。娘が小さいときよくパパは何色が好き?って聞かれました。改めて聞かれると何色を答えたらいいか困ったことを思い出しました。洋服は地味な方が好きなのでその色を言えばよいのですが、小さい子には分からないだろうなぁ(^-^;)なんて感じでした。ロシアンブルーとはあまり関係ありませんね\(__)(
これからもブログ楽しみにしてます(^ー^)♪
Posted by 栗原正人 at 2012年06月16日 22:03
はじめまして。
今日トリネコ展で初めて作品を拝見しました。
トネリコの看板で見てシャレにクスっとして、気になっていたので。
陶彩画の艶もあいまって素敵でした!楽しい時を過ごさせて頂きました。

昔の人は知覚できる色自体が少なかったとかいう話もどこかで見た気がします(不確かです)。だとしたら、どんな風に世界は見えたんでしょうね。
ちなみに、
私の実家には三毛猫から産まれたのに獣医でロシアンブルー認定された猫がいます。私は「暗がり色」と呼んでいますが(薄暗がりに居ると見えないので笑)、水色からロイヤルブルーくらいの色の毛布の上に居ると、すごく毛色が映えるんですよね。
なのでイメージは青。

それでは、また来ます!
Posted by ともぴ at 2012年11月29日 23:23
ともぴさん
ありがとうございます!
ハンドルからはどなたかわかりませんが、
トリネコ展のお礼状は届きましたでしょうか…
友人が考えたしゃれだったのですが、それもご縁だったようにも思います。
ブルーの猫は神秘的で美しいですよね。
ぜひともびさんの猫さんも拝見してみたいものです。
陶器・陶彩画の得意とする青い色の世界のなかでそういった神秘的な猫を表現して絵本にするのが当面の目標です。
Posted by かぎ猫屋かぎ猫屋 at 2012年12月13日 22:51
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